衛星測位を利用した小型ボートの離着岸システム

衛星測位を利用した小型ボートの離着岸システム 承認済み

レビュー

説明

日本の準天頂衛星「みちびき」の測位データを利用して小型ボートを自動離着岸させるシステムを開発中。

ボートを含む一般的な船舶は、離着岸が難しいという課題を持っています。特に小型ボートは操船する人がプロでないこともあって、操縦がむずかしく、それによる事故も多いです。当社の技術はこの問題の解消を目指したもので、離着岸時にのみ自動操縦に切り替えて安全な操船を可能とするものを目指している。

・GPS、Galileoなどの衛星から得られる測位データをセンチメートル誤差に補強する技術(Centimeter Level Augmentation Service:CLAS)を活用し、船体の位置と向きを制御して船体を安全かつ正確に目標地点に着岸したり離岸したりすることが出来るようにするシステム。

・従来のボート測位は、ボートに1個のGPS受信機を取り付け、単純に位置を把握するだけのものであったが、当社開発中のシステムでは、受信機を船体の前後、左右など複数箇所に設置し、なおかつそれらがセンチメートル級の位置データを得ることで、細かな船体制御に必要な位置情報、方位情報を得ることができる。

ボートでマリンレジャーを楽しむユーザーは、週末、休暇などの限られた機会にボートを楽しむため、操船に精通していない人が多い。特に、ハーバーへの離着岸は、高度な操船技術を要することから、ユーザーは緊張を強いられ、接触事故を起こせば多額の賠償を強いられることとなる。当社開発中のシステムでは、これらの不便を解消する「精緻な自動着岸」を目指しており、実現すれば、世界中のボートユーザーが、離着岸時のストレスから解放されることとなる。

また、フィッシングポイントに自動でとどまるシステムとして活用すれば、ボートに乗った全員が操船を気にせずフィッシングに集中することが可能になる。

複数の測位衛星データを使う点が当社の特長であり、2019年に特許として認められている。

・GPSによる船体位置把握のシステムは他社からも出てきているが、船の正確な位置と向きを精緻に把握するという点では、当社開発中のシステムの優位性は突出している。
・当社では、今後大型船へも利用拡大を図ることとしており、曳船業務を補助する画期的な技術として世界に展開できるものと考えている。

特許第6621102号「船舶位置制御システムと該システムを備えた船舶」として2019年11月29日に登録されている。

現在商品化中。